mattintosh note

どこかのエンジニアモドキの備忘録

Calibrite ColorChecker Passport Photo 2を買ってみた

Calibrite ColorChecker Passport Photo 2

物撮りの必需品、カラーチェッカーをようやく買いました。昔から欲しいなぁとは思っていたんですがいかんせんこの辺の備品はお値段が高い…。しかし、より良いフィギュア写真を撮るために色は重要なので購入を決意しました。

今回はフルサイズ、APS-Cマイクロフォーサーズごとのボケの比較もしています。


コンパクトなサイズのカラーチェッカーは今回紹介する ColorChecker Passport Photo 2(以下 CCPP2)の他に類似品として datacolor の SpyderCheckrPhoto があります。

ヨドバシ Akiba ではサンプルが展示されていたので見比べて CCPP2 の方が良さそうだったので 6,000 円ほどお高かったですが CCPP2 にしました。

検索すると X-Rite と Calibrite ってところが出てくるんですがどちらかが製造元でどちらかが販売元なんでしょうかね。X-Rite では生産終了になっています。あれ、これ買い換える時大丈夫なのかな…。

https://calibrite.com/jp/product/colorchecker-passport-photo-2/

ターゲットの数4
カラーパッチの数52
ターゲットサイズ109.0 x 63.5mm
パスポートのサイズ125 x 90mm
湿度範囲85%以下、結露していない状態

帰ってきてとりあえず適当に照明を組んで撮影。Lightroom 用のプラグインを入れてエクスポートからプロファイル作成。おぉ〜(パチパチ)

※今日は TT600 系と MS300 を混ぜているので正しいホワイトバランスが取れていません。

今まで「Adobe カラー」はハイライトが飛んでしまうので「Adobe ニュートラル」をカスタマイズしていたのですがその手間がほとんど無くなりました。

前日にフルサイズ、APS-Cマイクロフォーサーズの比較をしようとしていて何枚か撮ってたんですがカメラが違うのもあって色が全然合わねぇ…。

使ったカメラ。

D800E は黄色かぶりをするのでもともと補正必須なんですが EOS 40D はもうなんか古いな〜って感じの色ですね。ホワイトバランスとかの調整が雑っていうのもあるけども。

とりあえずカラーチェッカーパスポートフォト2で D800E 用のプロファイルを作ってみるとこんな感じ。

上が「Adobe カラー」、下が D800E 用のプロファイルです。赤の発色が良くなって青系が引き締まった感じがします。

Calibrite ColorChecker Passport Photo 2Calibrite ColorChecker Passport Photo 2
Calibrite ColorChecker Passport Photo 2

続いて EOS 40D のプロファイルも作成してみました。軽く調整しただけで D800E 用に作ったプロファイルに近い色にすることができました。

調子にのって骨董品の EOS D60 でも試してみました。約 600 万画素なので解像度はアレですが Twitter にアップする分にはまだまだ使えそう。すごい。

話がちょっと逸れますが EOS D60、頑張ってます。

カメラごとの色の違いを合わせられるようになったので今日の目的であるフィギュア撮影におけるセンサーサイズごとのボケの比較です。焦点距離を 60 mm で揃えたかったのですが EOS 40D だけちょうどいいレンズが無かったので Ai Nikkor 35mm f/2S を使用して 35mm 換算で 56 mm になっています。

続いて近距離での撮影。やはりフルサイズはボケが大きく綺麗ですね。

マイクロフォーサーズは手持ちの 30 mm F2.8 マクロが最も明るいんですが開放でも大きなボケを出すのは厳しいですね。マイクロフォーサーズは F 値がフルサイズの倍みたいですが実際に自分で比較してみると差を実感します。

キャリブレーションって大事だなぁ…😇

Lightroom 標準のプロファイルよりも綺麗なグラデーションが出るようになった気がします😊

フィギュア撮影のお供にカラーチャッカー買おう!

カラーチェッカーパスポートフォト2の使い方はこちらを参考にさせていただきました。

www.denjuku.org

www.ginichi.com

今後のフィギュア撮影が楽しみ〜(๑´ڡ`๑)