mattintosh note

どこかのエンジニアモドキの備忘録

au WiMAX との付き合い方 ネットワーク設定など

au WiMAXスマホによるテザリングとポータブル Wi-Fi を使ったことがあるのだけどとにかく接続が不安定。特にテザリングをしていたときは「A という端末は繋がるのに B の端末だと数時間ネットに接続できない」なんてこともあった。

ポータブル Wi-Fi の場合は数時間ネットに接続できなくなるなんてことは無いのだけど、海外サーバに接続出来ないといったことが良く起こる。これは DebianUbuntuLinux Mint のアップデート時に非常に厄介になる問題。host コマンドで調査してもアドレスが返ってこないことがある。

host www.debian.org

DNS8.8.8.8Google)に設定すると返ってきたりもする。

host www.debian.org 8.8.8.8

この場合は DNS の設定が問題なので DNS サーバを変更することで対処ができる。

ポータブル Wi-Fi の場合であれば管理画面を開いて DHCP の設定で DNS サーバのアドレスを手動で打ち込む。

どの DNS が速いかは namebench で調べることができる。namebenchGUI で使いたい場合は推奨パッケージもインストールしておく。

sudo aptitude install namebench --with-recommends

ターミナルで namebench を実行する。-w はテストが完了したら結果をブラウザで報告、-x は非 GUI で実行するオプション。ブラウザのキャッシュも使用する場合は少し時間がかかる。

namebench -wx

どの DNS が速いかわかったらポータブル Wi-Fi の設定を変更しておく。テザリングの場合は DHCP の設定まで出来なかった気がするのでクライアント毎にネットワーク設定を変更する。

Linux での MTU の設定

ここは個人的な勉強なので au WiMAX にはあまり関係ない。

WiMAX の MTU は 1400」というのを見かけたのでテストしてみた。この方法は Debian マニュアル第5章 に記載されている。

ping -c 1 -s $((1400-28)) -M do www.debian.org

1400 の値をこれより大きな値に設定するとエラーになった。

MTU 値の確認と変更は ifconfig で行うことができる。以下は eth0 の MTU を 1400 に変更する。

sudo ifconfig eth0 mtu 1400

上記の方法では再起動時に戻ってしまうので /etc/network/if-up.d に適当なファイルを置いて自動でやってもらう。今回は /etc/network/if-up.d/additional-settings-mtu とした。

#!/bin/sh
ifconfig eth0 mtu 1400
sudo chmod +x /etc/network/if-up.d/additional-settings-mtu

へー。