mattintosh note

どこかのエンジニアモドキの備忘録

🍎 ZIP 対応コミックビューアアプリ『Comix』 📖✨

COMIX

Linux 向けコミックビューア『Comix』を OS X に導入してみました。


OS X で有名なコミックビューアと言えば『cooViewer』かと思いますが、最近、ファイルの切替時にクラッシュしてしまうことが増えたので Linux で使用している『Comix』を導入してみました。

COMIX

聖☆おにいさん 第1話「ブッダの休日」 by 中村光 is licensed under a Creative Commons 表示 - 改変禁止 2.1 日本 License.

Comix の特徴

  • ZIP、RAR、TAR ファイルの閲覧に対応している
  • 見開き表示対応
  • サムネイル表示対応
  • フルスクリーン表示対応(X11 で使用する場合は OS X のメニューバーが残る)

などなど。日本語にも対応しています。

Comix のインストール

MacPorts

MacPorts ユーザの場合は comix が登録されているので簡単にインストールができます。GTK+ を使っているので Quartz バックエンドで使用したい場合は事前に GTK++quartz バリアントでインストールしておく必要があります。

sudo port -v install comix

Homebrew

Homebrew には Comix の登録がなかったので Formula を書いてみました。

GitHub に上げてあるので Tap してインストールできます。

brew tap mattintosh4/homebrew-comix
brew install comix

~/.gtkrc がない場合はデフォルトのテーマが使われると思うので以下のようにすると Clearlooks になります。詳しくは GTK+ のマニュアルを参照してください。

(フォント周りが MacPorts と比べるとなんかおかしい気がする…)

GTK2_RC_FILES=/usr/local/share/themes/Clearlooks/gtk-2.0/gtkrc comix

セルフビルド

Homebrew で pygtk、homebrew/python/pillow、unrar をインストール済み、Homebrew のインストールディレクトリが /usr/local、Comix のインストール先が /tmp/local の場合の例です。ソースが2009年のものなので Python モジュールの場所が変わっているようです。

PATH=/usr/local/bin:/usr/local/sbin:`getconf PATH`
tar xf comix-4.0.4.tar.gz
cd comix-4.0.4
sed -i "" "s|import Image|from PIL import Image|" `grep -lr "import Image" .`
mkdir -p /tmp/local
PYTHONPATH=$GTK_PREFIX/lib/python2.7 python --dir /tmp/local --no-mime install

Automator によるサービスの登録例

MacPorts で Comix をインストールした場合の例です。GTK+X11 バックエンドの場合は DISPLAY 環境変数の設定が必要です。

# Template: Services
# Selection: File or Directory
# Target: Finder
# Shell: /bin/sh
# Input: Argument

set -a
PATH=/opt/local/bin:$PATH
LANG=ja_JP.UTF-8
DISPLAY=:0
set +a

comix "$@"